夏本番!やどりき水源林は気温も市街地より2〜3℃低く、寄沢のせせらぎに足を入れると一層涼しさを感じます。 そして、水辺や林道では、夏の花や虫たちに出会うことが出来ます。


タマアジサイ:タマアジサイのつぼみは丸くて目立つのですぐ識別することが出来ます。
8月初旬頃、丸いつぼみが次々と裂けるように開花し、淡紫色の小さな両性花の周りに花弁4枚の白色の装飾花が縁どります。

キハギ:漢字で”木萩”と書きます。一般に萩類はしだれるが、キハギの茎は完全に木になるため”木のハギ”と言うようになったそうです。

コマツナギ:漢字は”駒繋”。茎は細いわりに丈夫で、馬さえも繋ぎ止めておけるという意味だとか。

ミゾホオズキ:果実がホオズキに似て、溝(水が染み出ているようなところ)などに生えるのでこの名があるそうです。

キツネノボタン:葉が牡丹に似て、毒(いやなもの=キツネ)があるところからこの名が付いたと言われています。

マツカゼソウ:ミカン科で葉には独特の臭いがあります。そのためかシカが食べず、シカの多い地域でも食べられずに残っています。

クロコノマチョウの幼虫:二本の角に愛嬌のある顔だち。ススキの葉を平行にくるっとまるめて中に入っています。

フクラスズメの幼虫:刺激すると危険を感じて、頭をブンブン振り回し、防衛します。

ナナフシ:植物の中に入り込むと、姿が分からなくなります。



寄沢を遡上すると、ひんやりした空気に包まれ夏の暑さを忘れます。特に堰堤の下ではしぶきがふりかかり、爽快です。