講師は神奈川県自然環境保全センター研究連携課の斉藤主任研究員。神奈川県が進めている「無花粉スギの育種」と、今後植栽木の主流となる「コンテナ苗」の扱いについて講義と現地での植栽方法を学びました。
1.無花粉スギの育種について
講義風景


無花粉スギの原理

雄花の採取風景

通常のスギの雄花(左)、無花粉スギの雄花(右)

チャック付きの袋に入れて雄花を観察。一見して同じように見えるが、割れ目が通常のスギ(左)が黄色に対し、無花粉スギ(右)は白っぽい。

雄花をペンチでつぶした状態
通常のスギ(左)では多量の花粉を放出するが、無花粉スギ(右)では花粉は出ず不定形の塊りや液状の物質が出る。

2.コンテナ苗植栽実習
コンテナ苗とは

コンテナから苗を取り出している様子

取り出した苗。根鉢が細長く、根がまっすぐ伸びている。

生分解性不織布コンテナ苗。植樹会等で使いやすい。

植栽器具:コンテナ苗は根鉢が細長いため、クワ(左)の場合刃が細長い。ディプル(右)を使えば差し込むだけで良い。

ディプルを使った穴あけの様子。

足を踏み込むだけで穴が掘れる。

苗を穴に差し込み、踏み込めば作業完了。


参加者全員で植え付け。

終わりの会:約40名の参加のもと有意義な研修会でした。
