2016年04月26日

水源林の春も終盤戦

やどりき水源林では、11種類のウツギが4月から7月にかけて、次々と花を咲かせます。トップバッターがヒメウツギです。そして、次に続くのはマルバウツギ、つぼみが少し膨らんできました。
黄色く鮮やかなヤマブキから、真っ白なウツギへ、そして林からはオオルリなどの夏鳥の声も聞こえます。季節は、春から初夏へと移り変わって行きます。(4月23日撮影)

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ヒメウツギ:姫の名がつくように、つつましく繊細な花を咲かせます。

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マルバウツギ:つぼみが少し膨らんできました。

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ヤマブキとヒメウツギ:ヤマブキもそろそろ盛りを過ぎ、ウツギが次の主役です。

■水源林に咲くスミレ
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タチツボスミレ:もっとも普通に見られるスミレ。道端のそこかしこで目にすることが出来ます。

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ツボスミレ(別名ニョイスミレ):スミレの中で一番花が小さく、直径は1cm以下です。花は白く、内側の紫色のスジが特徴です。

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エイザンスミレ:葉に切れ込みがあるのが特徴で、見分けがつけやすい。

■水源林で見つけた、面白い形をした植物
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トウゴクサバノオ:サバノオのいわれとなった果実。果実は袋果で2個基部で合着し、横に広がる。

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ナンテンショウ:花の形からマムシグサとも呼ばれます。写真はホソバナンテンショウ。

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ウラシマソウ:花序先端から出る長い紐状突起物を、浦島太郎の釣り糸に見立て、この名がつきました。

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ヤマネコヤナギ:雌雄異株で写真は雄株。受粉後に長くなった雌花序が横に並び、背比べのよう。

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ホソエカエデ:芽鱗(がりん:冬芽を覆って保護する小片)が、つぼみが成長するに従いくるりと巻いて、面白い形をしています。
posted by Forester at 00:20| やどりき植物